2013年9月29日日曜日

FAR Lease

■Capital lease criteria
所有権移転
格安購入オプション
リース期間がeconomic lifeの75%以上
総支払リース料がFMVの90%以上

■Capitalリース資産の償却費と受取利息
・償却費⇒借り手の費用(BOPがある時は、残存価格のFMVを償却対象額から差し引いて計算。BOPの額は償却には関係ない):自分の資産のときとおんなじ。
償却期間は、TO/BOPなら耐用年数、75%/90%ならリース期間を採用する。
・リース資産で発生する受取利息⇒貸し手

■Operatingリース資産の償却費と受取利息
・償却費⇒貸し手の費用
・貸し手の儲け⇒受取リース料-償却費-executory cost(tax,insuranceとか)-initial direct cost(finder's feeとか)の均等按分したもの

■Capitalリースのlease liabilityの計上方法
支払リース料×低いほうの借入率の現在価値レート
※支払リース料×リース期間ではない
BOPがあればそれも現在価値に なおして加算する。
毎年、期首の残高に利率をかけた分が利息。MLPとの差分がリース負債返済元本分。
Dr)LeaseLiability -plug
Dr)interest expense (BB×利率
  Cr)Cash(MLPの金額

■Operatingリースの仕訳
リース費用/未払リース負債

■Operatingリースで支払い額変動する
総額をリース期間で均等按分する。
支払い金額との差額は、payable/receivableを計上しておく。

■セールスタイプリース(メーカーリース方式)
【lessor賃貸人側】
Dr】未収受取リース料(リース料×回数+BOP) / Cr】資産のPV=売上
                       Cr】未収受取利息(Plug)

Dr】資産の買入コスト/Cr】在庫

⇒「販売利益」は、資産のPV-資産の買入コスト
⇒「受取利息」(利息法)は、期首の未収受取リース料(リース料支払日が期首なら初回支払い分を差し引いた額)- 期首未収受取利息×implicit rate×今年の経過月数●
【仕訳】は
Dr】Cash(minimum lease paymentの金額
Dr】未収受取利息●の計算結果
  /Cr】未収受取リース料(minimum lease paymentの金額
  /Cr】Interest income●の計算結果

※資産は在庫からでるので、買入の仕訳はない。


■ダイレクトファイナンスリース(金融機関方式)
【lessor賃貸人側】
Dr】未収受取リース料(リース料×回数)-executory cost+無担保残存価額
 /Cr】資産のPV
      Cr】未収受取利息(Plug)

Dr】資産のPV
 /Cr】現金
※商品をメーカーからPVで購入して、そのまま貸付ける。販売利益はないということ。

⇒「受取利息」(利息法)は、期首の未収受取リース料(リース料支払日が期首なら初回支払い分を差し引いた額)- 期首未収受取利息×implicit rate×今年の経過月数●
【仕訳】は
Dr】Cash(minimum lease paymentの金額
Dr】未収受取利息●の計算結果
  /Cr】未収受取リース料(minimum lease paymentの金額
  /Cr】Interest income●の計算結果

セールスリースバック(所有資産を売却してリース(借りる)
※セールスタイプリースとは別物)
 リースの方式でoperating/capitalに分かれるのは同じ。
売却したものSalesPriceが「substantially all(リース料の現在価値総額がリース物件のPVの90%以上)」は、売却益を全額繰り延べ(deferred credit)
Dr)Cash -sales price
 /Cr)Asset -carrying value
 /Cr)Deferred gain -plug★
⇒operatingリースなら、支払リース料のマイナス計上(相手科目はdeferred gain)
Dr)Rent expense -MLP
 /Cr)Cash
Dr)Deferred gain
 /Cr)Rent expense
⇒capitalリースなら、減価償却のマイナス計上(相手科目はdeferred gain)
※capitalの場合、リース資産・リース債務は現在価値総額で計上する。
Dr)Rent expense -MLP
 /Cr)Cash
Dr)Deferred gain
  /Cr)Depreciation expense

●売却したものが「minor portion(リース料の現在価値総額がリース物件のPVの10%以下)」は、★売却益を全額一括認識。(資産所有者側にしたら、90%以上となる。)
Dr)Cash -sales price
 /Cr)Asset -carrying value
 /Cr)Gain -plug★

●売却したのものが「リース料の現在価値総額の10%より大きく90%より小さい」場合は、売却益のうちリース料の現在価値総額を超えた分or簿価を超えた分は一括利益計上、それ以外は繰延。
operatingリースなら、リース料の現在価値総額を超えた分を一括利益計上
capitalリースなら、リース資産の帳簿価額を超えた分を一括利益計上

carrying amount よりも安い金額で売却してセールスリースバックをした場合のlossはdeferred する(わざとlossをだしているから)
Dr)Cash-sales price 100
/Cr)Assets-carrying price 200
Dr)Deferred loss 100

リース資産への造作
所有権はlessor賃貸人に属し、lesseeは使用権のみ有する。使用権は無形資産intangible asset。leasehold improvementsリース物件改良費として償却する。償却年数は、capital leaseかつリース期間がeconomic lifeの75%以上・総支払リース料がFMVの90%以上
ならリース期間、capital leaseかつ所有権移転・格安購入オプションなら物件の耐用年数

■リースボーナス
ボーナスはリース期間で期間按分

■capital leaseの残存価格residual value
Minimum lease payment にpresent valueで加算する。






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